ペット火葬前の安置には保冷剤が役立つ

ペット火葬前の安置には保冷剤が役立つ

ペット火葬では、他に火葬を希望している飼い主がたくさんいて順番待ちとなる可能性があります。もし、長く待たされる場合はペット火葬当日までの遺体の保管方法を考える必要がありますが、あまりにも待つ時間が長くなるようであれば保冷剤を使用すると良いです。保冷剤は店で使用されているものでも問題はなく、無い場合は100円ショップなどで手軽に手に入れることができます。 保冷ができる薬剤をつかったペットの遺体の安置方法は、亡くなった動物が十分におさまる大きさの箱の底にタオルを敷き、その上にペットを寝かせて、購入してきた製品を入れます。家の中で比較的涼しい部屋に安置するようにすれば、夏場だと1~2日、冬場なら最長で3日程度はもちます。薬剤が冷たくなくなった場合は、すみやかに新しいものと交換しましょう。 なお、3日以上遺体を保管しなければならない場合は、より強い冷却効果があるものを使用する必要があります。ドライアイスを使用すれば、夏場で最長1週間程度、冬場なら2週間前後安置が可能です。

ペット火葬を利用する葬儀を実施する場合の注意点

ペットは以前であれば飼い主の役に立たせるために飼育することが多かったのですが、現在は番犬や害獣退治が飼育目的ではなく、家族の一員として飼っている人の割合が高くなっています。これは単身世帯の増加で家族と離れて暮らす人が増えたことも理由ですが、動物の持つ自然なかわいらしさが癒し効果になり、ストレスを軽減していることもペットを飼う人が増えた要因と言えるでしょう。 ペットに対する考え方が異なったことで、寿命を全うした動物の死後に対する対応にも変化が現れるようになりました。その最たるものがペット火葬であり、人間と同じように遺体を火葬で弔いたいと思うようになったのは近年になってからだと言えます。今ではペットのために葬儀を行ってくれる施設や業者もいますが、ここで注意しなければいけないのは、ペット火葬はいつでも行えるわけではないということです。 動物の骨は人間よりも脆く小さいので、人間用の火葬設備で遺骨を残すのは難しくなっています。そのために専用の火葬場が設けられていますが数が少なく、それでいて利用者は増加の一途なので予約制で対応していますが、待機時間が長くなっているというのが現実です。